Pay IDのフォロワーが増えても、売上に直結するとは限らない

働き方・副業

BASEでネットショップを続けていると、Pay IDで店をフォローしてくださる人が少しずつ増えていく。

私たちの店も、フォロワーが700人近くになった。

始めた頃は、フォロワーが増えれば、その分だけ売上も伸びると思っていた。

新商品を登録すれば見てもらえる。店を覚えてもらい、また購入してもらえる可能性も高くなる。

たしかに、フォロワーがいることは心強い。

ただ、3年間運営して分かったのは、フォロワー数と売上は同じようには増えないということだった。

フォローは、購入の約束ではない

店をフォローする理由は、人によって違う。

今すぐ欲しい商品がある人もいれば、あとで見ようと思っている人もいる。店の雰囲気が気に入っただけで、まだ購入したことがない人もいるだろう。

フォローしてもらえたからといって、新商品やセールの案内を必ず見てもらえるわけではない。

見てもらえたとしても、そのとき必要な商品でなければ購入にはつながらない。

フォローは「少し気になる」という意思表示ではあっても、「次も買います」という約束ではない。

それでも、フォローしてもらう意味はある

売上へすぐに結びつかなくても、Pay IDでフォローしてもらう意味はある。

セールを始めたとき。

新しい商品を追加したとき。

ショップのブログを更新したとき。

そうした情報を、店を気にしてくれている人へ届けることができる。

毎回購入してもらえるわけではない。

それでも、しばらく店を訪れていなかった人に、もう一度思い出してもらうきっかけにはなる。

小さなネットショップでは、広告を出し続けるのは難しい。

だからこそ、一度つながった人へ、自分たちの言葉で知らせられることには価値がある。

Pay IDのフォロワーは、売上そのものではない。

店との接点を残しておくための数字なのだと思う。

売上を支えるのは、何度も戻ってくる人

ネットショップを続けていて、売上を支えてくれるのは、フォロワー数そのものより、何度も店へ戻ってきてくださる人だと感じている。

以前購入した商品がよかった。

梱包や対応に安心できた。

また必要になったときに、店を思い出してもらえた。

そうした積み重ねが、再購入につながる。

実際に、一度の注文で1万円から2万円ほど購入してくださる方もいる。

その方がPay IDの通知を見て来店したのか、店名を覚えていて検索したのかは分からない。

ただ、フォロワーを一人増やすことより、購入してくださった一人に「また利用したい」と思ってもらう方が、店にとっては大きい。

新商品を並べるだけでは売れない

フォロワーが増えてくると、新商品を登録すれば自然に売れるような気がしてくる。

けれど、実際には商品を追加するだけでは動かないことも多い。

写真が分かりにくい。

商品説明が足りない。

似た商品との違いが伝わらない。

お客様が必要とする時期と合っていない。

フォロワーが多くても、買う理由がなければ注文にはつながらない。

反対に、フォロワーがまだ少ない時期でも、探している人に商品が届けば売れる。

数字を見ることは大切だ。

ただ、フォロワー数だけを見て店の成長を判断すると、実際の姿を見誤る。

Instagramとは役割が少し違う

私たちの店では、Instagramのフォロワーが1,000人を超えている。

Instagramは、商品の使い方や店の雰囲気を知ってもらう場所として役立っている。

一方、Pay IDは、すでに商品を探している人や、以前店を利用した人が戻ってくる入口になりやすい。

Instagramで店を知り、BASEの商品ページを見て、Pay IDでフォローする。

その後、セールや新商品、ブログ更新の情報をきっかけに、必要な時期に店へ戻ってくる。

一度の投稿や一度の通知だけで売れるのではない。

いくつもの接点が重なって、注文になるのだと思う。

フォロワーを集めるより、店を整える

フォロワーが増えるとうれしい。

店が少しずつ知られていることも分かる。

ただ、フォロワーを増やすことだけを目標にすると、数字を追うことが仕事になってしまう。

私たちが優先しているのは、商品を探しやすくすること、写真や説明を整えること、注文後の対応を丁寧にすることだ。

購入後の評価も、ほぼすべてが高評価になっている。

フォローをお願いすることより、届いた商品や対応に満足してもらう。その結果として、また店を見てもらう。

その順番の方が、小さなショップには合っている。

売上ではなく、思い出してもらうための数字

Pay IDのフォロワーは、売上を保証する数字ではない。

それでも、店を忘れずにいてくれる人が少しずつ増えている証しではある。

すぐに購入につながらなくても、必要になったときに思い出してもらえる。

セールや新商品、ブログ更新を知らせることで、店との関係を切らずにいられる。

フォロワー数を増やすことより、フォローしてくださった人に、また店を思い出してもらえる発信を続ける。

小さなネットショップでは、その積み重ねの方が大切なのだと思う。

ネットショップの始め方や、実際に使っているサービスについては、こちらの記事にまとめています。

ネットショップを始める前に準備したもの
ネットショップの仕入れサイト3社を比較|3年運営して分かった連携の大切さ
個人でネットショップを始めるならどこがいい?BASE・STORES・Shopifyを比較

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