息子が運転するロードスターの助手席で、少し大人になったなと思った

親と家族

大学生の長男が、運転免許を取りました。

先日、珍しく二人で食事に行くことになりました。

行き先はサイゼリヤ。

そして、私の愛車のロードスターを運転したのは息子でした。

私は助手席です。

これまでなら、私が運転して息子を乗せる側でした。

それが今回は逆でした。

何でもないことですが、少し不思議な気分でした。

今は、いろいろなアルバイトを経験している

食事をしながら、最近のアルバイトの話になりました。

今は居酒屋で働いています。

さらにタイミーも使って、いろいろな仕事を経験しているようです。

本人は、

「かなり勉強になる」

と言っていました。

話を聞いていると、確かに面白い。

客として見ていると、商品は完成した状態で出てきます。

料理なら一皿。

商品なら店頭に並んだもの。

でも、働く側に入ると、その一つを出すまでに思っていた以上の工程があることが分かる。

準備する。

運ぶ。

片づける。

補充する。

次の仕事に備える。

表から見ているだけでは分からない手間が、裏側にはたくさんある。

本人は、そういうことを実際に働きながら知っているようでした。

会社によって、人の扱い方も違う

もう一つ、印象に残った話があります。

タイミーなどでいろいろな職場へ行くと、会社によって人の扱い方がかなり違うというのです。

初めて来た人にもきちんと説明する会社。

声をかけてくれる職場。

一方で、「従業員を人として見ていないように感じる会社もある」

そんな話をしていました。

親が、

「会社にはいろいろある」

と教えるより、自分で働いた方が早い。

良い会社も、そうでない会社も、自分の目で見れば分かる。

こういう経験は、大学の授業とはまた違う学びなのだと思います。

サイゼリヤは、実は面白い会社だと話した

せっかくサイゼリヤに来たので、私は私で、知っている話をしました。

サイゼリヤがどう始まった会社なのか。

なぜあの価格で料理を出せるのか。

店内のオペレーションをどう工夫しているのか。

普段は何気なく食べている一皿でも、裏側にはかなり考えられた仕組みがあります。

価格だけを見ると、

「安いファミリーレストラン」

で終わります。

でも、経営やオペレーションの視点で見ると、かなり面白い。

息子も今、居酒屋で働いています。

だから以前より、そういう話も実感を持って聞けるようになっているのかもしれません。

客として店を見る。

働く側として店を見る。

経営の仕組みとして店を見る。

同じサイゼリヤでも、立場が変わると見えるものが変わります。

麻雀まで始めていた

アルバイトの話だけではありませんでした。

最近、初めてフリーで麻雀にも行ったそうです。

そして、負けたらしい。

それを聞いて、少し笑ってしまいました。

私も大学時代、よく麻雀をしていました。

誰かに勧めたわけでもないのに、息子も同じようなことをしている。

血は争えないものです。

大学生になると、親の知らない世界がどんどん増えていきます。

アルバイト。

友人。

麻雀。

一人で出かける場所。

親が全部知る必要もありません。

むしろ、知らないことが増えていく方が自然です。

親が教えるだけの時期は終わってきた

小さい頃は、親がいろいろ教えます。

危ないこと。

勉強のこと。

お金のこと。

社会のこと。

でも大学生になると、少しずつ関係が変わります。

息子がアルバイト先で見たことを、私が聞く。

私が知っている会社や経営の話をする。

息子が初めて麻雀に行った話をして、私が昔の話をする。

一方的に教えるのではなく、互いに経験を持ち寄って話す。

そんな会話になってきました。

それが、少しうれしかったです。

助手席に座って分かったこと

帰りも、息子がロードスターを運転しました。

私は助手席でした。

少し前までなら、考えもしなかった光景です。

子どもは、ある日突然大人になるわけではありません。

アルバイトをして。

失敗して。

人を見て。

会社を見て。

友人と遊んで。

麻雀で負けて。

車を運転するようになる。

そうやって少しずつ、親の知らない経験を増やしていく。

そして親の方も、少しずつ役割を変えていくのでしょう。

運転席に座って先へ連れていく側から、助手席で話を聞く側へ。

まだ完全に手を離れたわけではありません。

でも、そんな時期が少しずつ始まっている。

ロードスターの助手席で息子の運転を見ながら、そんなことを考えました。

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