2026-08

親と家族

私は父の接骨院を継がなかった

父は、自宅に併設した接骨院を開業していた。私が小学一年生の頃からだ。学校から帰ると、家には患者さんがいた。父が白衣姿で働いている。待合室から話し声が聞こえる。それが、わが家の日常だった。けれど父から一度も、「接骨院を継げ」と言われたことはな...