ロードスターに乗り始めて、もうすぐ10年になります。
10年。
改めて考えると、ずいぶん長く乗ってきました。
基本的に、普段乗っているのもロードスターです。
便利かと聞かれれば、決して便利ではありません。
荷物はそれほど載りません。
人も二人しか乗れません。
家族で出かける車として考えれば、まったく向いていません。
それでも今のところ、手放すつもりはありません。
不便なのに、10年近く乗っている
車を道具として考えれば、もっと便利な車はいくらでもあります。
たくさん荷物が載る。
家族みんなで乗れる。
乗り降りもしやすい。
ロードスターとは正反対です。
実際、乗っていて不便だと思うことはあります。
それでも10年近く乗っている。
ということは、私にとって車は「便利かどうか」だけで選ぶものではないのでしょう。
運転席に座る。
エンジンをかける。
自分で運転して出かける。
それが今でも楽しい。
結局、それが一番大きいのだと思います。
ロードスター同士ですれ違うと
ロードスターに乗っていると、ちょっと面白いことがあります。
道ですれ違ったロードスターのドライバーが、手を挙げてくれることがあります。
知らない人です。
名前も知りません。
おそらく、もう二度と会わないでしょう。
それでも、
「おっ、ロードスターだ」
という感じで手を挙げる。
こちらも手を挙げる。
ほんの一瞬のことですが、これが妙にうれしい。
同じ車に乗っている。
ただそれだけで通じるものがあるのでしょう。
こういう小さな楽しさも、長く乗っている理由の一つなのかもしれません。
長男も免許を取った
最近、長男が運転免許を取りました。
せっかくなので、ロードスターにも乗ってほしいと思っています。
私が10年近く乗ってきた車を、今度は息子が運転する。
そう考えると、少し不思議な感じがします。
車というのは、買ったときには単なる「自分の車」です。
でも10年も乗っていると、その間に家族の時間も進んでいます。
ロードスターを買った頃と今では、息子たちもずいぶん大きくなりました。
そして、とうとう同じ車を運転できる年齢になりました。
まだ手放すつもりはありませんが、私だけが乗る車ではなくなっていくのかもしれません。
秋になったら、屋根を開けよう
夏の暑い時期にオープンで走るのは、なかなか厳しいものがあります。
でも、少しずつ秋らしくなってきました。
ロードスターには、いい季節です。
屋根を開けて走りたくなります。
特別な目的地がなくてもいい。
少し遠回りして帰るだけでもいい。
風を感じながら走る。
ロードスターに10年近く乗っていても、これはまだ楽しい。
50代になっても、こういう時間は残しておきたいと思います。
不便なものが一つくらいあってもいい
50代になると、身の回りのものを見直すことが増えました。
使わないものはいらない。
面倒なものは減らしたい。
便利なサービスも使いたい。
若い頃より、そう思うようになっています。
それなのに、ロードスターは不便です。
合理的に考えれば矛盾しています。
でも、何もかも便利で効率的である必要もないのでしょう。
不便だけれど好き。
乗ると楽しい。
10年近くたっても、まだ乗りたい。
そんなものが一つくらいあってもいい。
秋になってきました。
今年も屋根を開けて、どこかへドライブに出かけようと思います。
できればそのうち、長男にもハンドルを握ってもらいたい。
ロードスターとの付き合いは、まだしばらく続きそうです。
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