AIに任せられない仕事は、最後に誰が責任を持つかで決まる

働き方・副業

AIにできる仕事は、これからますます増えていくと思います。

文章を作る。

資料をまとめる。

数字を分析する。

問い合わせに答える。

これまで人が時間をかけていた仕事の多くを、AIが短時間で処理するようになります。

それでは、人にしかできない仕事とは何でしょうか。

創造力。

共感力。

コミュニケーション能力。

よく、そんな言葉が挙げられます。

もちろん、それも必要です。

けれど、管理職として仕事をしてきた私が感じるのは、もっと単純なことです。

AIに任せられない仕事は、最後に誰かが責任を持たなければならない仕事です。

AIは提案できても、決定者にはなれない

AIに相談すれば、複数の案を出してくれます。

メリットとデメリットを整理し、過去の事例から妥当な結論も示してくれます。

それでも、最後に「この案で進める」と決めるのは人です。

採用するか。

契約を結ぶか。

部下を異動させるか。

顧客へ謝罪するか。

予算を使うか。

どの判断にも、結果があります。

うまくいかなかったときに、

「AIがそう言ったからです」

では済みません。

AIは判断を助けてくれます。

しかし、その判断の結果まで引き受けてくれるわけではありません。

管理職の仕事は、正解を当てることではない

管理職になると、答えのない問題を決める場面が増えます。

どちらを選んでも、誰かに不満が残る。

将来どうなるかも、完全には分からない。

それでも、組織を止めないためには決めなければなりません。

管理職の仕事は、常に正解を当てることではないと思います。

情報を集め、考え、決める。

そして、結果が悪かったときにも逃げない。

そこまで含めて、判断です。

AIがどれほど進化しても、この部分は簡単には代われません。

責任までAIへ渡そうとすると危険になる

AIを使うこと自体が危険なのではありません。

危険なのは、考えることや責任までAIへ渡したつもりになることです。

AIが作った文章だから、そのまま送る。

AIが出した数字だから、確認しない。

AIが勧めた案だから、問題が起きても自分には責任がない。

そうなれば、仕事は速くなっても、組織としての判断は弱くなります。

AIは、材料を集める。

論点を整理する。

見落としを指摘する。

人は、その内容を確かめて決める。

この境界を曖昧にしてはいけないと思います。

AI時代に残るのは、責任を引き受ける人

これからは、資料を作る人より、資料を見て決める人の価値が高くなるでしょう。

文章を書く人より、その文章を世の中へ出してよいか判断する人。

分析する人より、その分析をもとに行動を決める人。

AIによって作業は減っても、責任はなくなりません。

むしろ、作業が速くなるほど、判断する回数は増えていくかもしれません。

最後に誰が決めるのか。

問題が起きたとき、誰が前に出るのか。

AIに任せられない仕事は、能力の問題だけではありません。

最後に責任を引き受ける人が必要かどうか。

そこが、人の仕事とAIの仕事を分ける境界になるのだと思います。

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