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ネットショップで商品が売れると、売上金がそのまま入金されるわけではない。
決済手数料。
サービス利用料。
振込にかかる費用。
そこから商品原価や送料、梱包費も引かれる。
実際の入金額を見て、
「こんなに引かれるのか」
と思ったことは一度ではない。
私たちは、家族で小さなネットショップを3年間運営している。
開設時には、BASE、STORES、Shopifyを比較し、最終的にBASEを選んだ。
現在もBASEのスタンダードプランを使っている。
手数料だけを見れば、もっと安く見えるサービスもある。
それでも使い続けているのは、小さなショップでは、手数料率だけでなく、売れない月にも発生する固定費まで考える必要があるからだ。
BASE・STORES・Shopifyは料金の考え方が違う
ネットショップ作成サービスは、どこも同じように見える。
しかし、料金の取り方は違う。
BASEには、月額無料で売れたときに手数料を払うスタンダードプランと、月額料金を払って販売時の手数料を抑えるグロースプランがある。
STORESにも、月額無料のフリープランと有料のスタンダードプランが用意されている。(STORES)
Shopifyは基本的に月額課金型で、現在のBasicプランは年払いで月額3,650円と案内されている。(Shopify)
大まかに分けると、こうなる。
| サービス | 料金の特徴 | 向いているショップ |
|---|---|---|
| BASE | 月額無料で始められるプランがある | 初期費用を抑えて小さく始めたい |
| STORES | 無料と有料のプランから選べる | 規模に応じて料金を見直したい |
| Shopify | 月額料金を払って運営する | 機能や販売規模を広げたい |
機能の多さやデザインの自由度も大切だ。
ただ、売上がまだ安定していない段階では、毎月必ず出ていく費用があるかどうかも大きい。
▶ BASE・STORES・Shopifyの違いを詳しく比較する
私たちがBASEを選んだ理由
私たちがBASEを選んだ一番の理由は、最初から月額料金を抱えなくて済んだからだ。
ネットショップは、開設すればすぐに売れるわけではない。
商品を登録する。
写真を撮る。
送料を決める。
Instagramで店を知ってもらう。
注文が入らない月にも、作業は続く。
この段階で毎月固定費が発生すると、売上がないのに支払いだけが積み上がる。
BASEのスタンダードプランは、初期費用と月額費用が0円で、商品が売れたときに費用が発生する。現在の通常注文では、決済手数料が3.6%+40円、サービス利用料が3%となっている。
手数料は安いとは思わない。
それでも、売れない月に月額料金がかからない安心感は大きかった。
小さく始め、続けられるか確かめる段階には合っていた。
売れたときには、手数料が重く感じる
月額無料には、当然ながら理由がある。
商品が売れると、その都度手数料が引かれる。
例えば、商品が1万円売れたとしても、1万円がそのまま利益になるわけではない。
そこから、
- BASEの手数料
- 商品の仕入れ代
- 送料
- 梱包資材
- 広告費
- その他の運営費
が出ていく。
売上が増えるほど、手数料として引かれる金額も大きくなる。
売上だけを見ていると順調に感じても、入金額や利益を見ると、それほど残っていないことがある。
ネットショップを始めた頃は、
「月額無料なら安い」
と考えがちだ。
実際には、無料なのは店を開いている間であり、売れた後には費用がかかる。
この違いは、運営を始めてから実感した。
BASEのグロースプランは月商約50万円が目安
BASEには、販売規模が大きくなったショップ向けのグロースプランがある。
グロースプランは、年払いなら月額換算16,580円、月払いなら月額19,980円で、通常注文の決済手数料は2.9%、サービス利用料は0円となっている。使える基本機能は、スタンダードプランと変わらない。(BASEヘルプ)
以前は、月商約17万円が切り替えの目安とされていた。
その数字を覚えている人もいるかもしれない。
しかし、2024年1月の料金改定後、BASE公式が示している目安は月商約50万円である。これはPay IDアプリからの注文を除いた目安だ。(BASEヘルプ)
つまり、月商が50万円前後を安定して超えるようになれば、月額料金を払ってもグロースプランの方が有利になる可能性がある。
反対に、月商が数万円から十数万円の小さなショップでは、月額料金の負担が手数料の差を上回りやすい。
私たちもグロースプランを検討した。
ただ、現在の売上規模では、毎月固定費を払うより、スタンダードプランを使い続ける方が合っていると判断している。
手数料だけで他社へ移るのも簡単ではない
手数料を見るたびに、別のサービスへ移した方がよいのではないかと考えることはある。
ただ、ショップの移転は、料金表だけで決められるほど簡単ではない。
商品を登録し直す。
デザインを作り直す。
送料や決済方法を設定する。
お客様へ移転を知らせる。
これまでのフォロワーやレビュー、運営の流れも変わる。
私たちの場合は、BASEで店を運営しながら、Instagramから訪問してもらう流れを作ってきた。
Pay IDで店をフォローしてくださる人も増えた。
操作や注文管理にも慣れている。
手数料が少し安いという理由だけで移転しても、作業時間やこれまで積み上げたものを失えば、結果的に高くつくこともある。
小さなショップにとって手数料は場所代でもある
手数料を払うのは惜しい。
できれば少ない方がよい。
それでも、自分で一からネットショップの仕組みを作ろうとすれば、
決済機能。
注文管理。
顧客管理。
セキュリティ。
ショップ画面。
こうしたものを準備しなければならない。
BASEを使えば、必要な仕組みを用意した状態から始められる。
その意味では、手数料は決済の費用だけではなく、店を営業するための場所代やシステム利用料でもある。
だから、手数料が高いか安いかは、率だけでは決められない。
そのサービスによって、どれだけ作業を減らせているか。
売れない時期の負担を抑えられているか。
自分の規模に合っているか。
そこまで含めて考える必要がある。
今の私たちにはスタンダードプランが合っている
BASEのスタンダードプランは、売れたときの手数料が低いわけではない。
売上が増えれば、負担も大きくなる。
それでも私たちのような小さなショップには、
- 月額固定費がない
- 売れない月の負担を抑えられる
- 必要な機能をひと通り使える
- 売上が伸びたらプランを変更できる
という利点がある。
現在の私たちは、スタンダードプランを使いながら、売上と利益を確認している。
月商が約50万円を安定して超えるようになれば、そのときはグロースプランを改めて検討する。
ネットショップのプランは、一度選んだら終わりではない。
始めるときと、売上が伸びた後では、合う料金体系が変わる。
手数料が高いと感じたときは、すぐにサービスを替えるのではなく、まず自分の月商と固定費を比べてみる。
小さなショップに必要なのは、最も安いサービスではない。
今の規模で、無理なく続けられるサービスなのだと思う。
※料金や手数料、キャンペーンの内容は変更されることがあります。申し込み前に各サービスの最新情報をご確認ください。
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