以前、ロードスターのエアコンが壊れたことを書きました。
その時点では、修理にいくらかかるのか分かっていませんでした。
できればガスの補充くらいで済んでほしい。
数万円で直ればありがたい。
そんな期待をしていました。
しかし、最終的に提示された修理代は、約14万円でした。
ガスを補充しても、すぐに冷えなくなった
最初にエアコンが効かなくなったときは、ガスが減っただけだと思っていました。
実際、補充した直後は冷たい風が出るようになりました。
これで夏を越せる。
そう安心したのですが、1週間ほどで再び冷えなくなりました。
ガスが一時的に減っていたのではなく、どこかから漏れている。
あらためて点検してもらい、車内側にあるエアコン部品の交換が必要だと分かりました。
部品代より作業費が大きかった
修理費の内訳を見ると、部品だけで約14万円かかったわけではありません。
交換する部品は、車内の奥にあります。
そこへたどり着くために、ダッシュボード周辺を外し、エアコンユニットを脱着しなければなりません。
部品を交換した後は、取り外したものを元に戻し、ガスを充填して動作を確認する。
金額の大きな部分を占めていたのは、そうした作業にかかる費用でした。
車に詳しくない私でも、明細を見れば、簡単な修理ではないことは分かりました。
それでも、約14万円という数字は重いものでした。
修理するか、少し迷った
9年目の車に14万円をかける。
そう考えると、一度は迷います。
この先、別の場所も壊れるかもしれない。
修理費を重ねるくらいなら、買い替えの資金に回した方がよいのではないか。
車の価値と修理代を、数字だけで比べれば、そういう考え方もあります。
ただ、私は今すぐロードスターを手放したいわけではありません。
エアコン以外に、大きな不満があるわけでもない。
走れば、今でも楽しい。
息子が免許を取ったら、一度は運転させてみたいとも思っています。
買い替えたい車があるから手放すのではなく、修理代がかかるから仕方なく別れる。
今は、まだその時ではないと思いました。
査定額では決められないものがある
車の価値は、査定をすれば金額で示されます。
今売ればいくらになるのか。
修理代をかける意味があるのか。
判断材料として知っておくことは無駄ではありません。
ただ、査定額だけでは決められないものもあります。
長く乗った時間。
運転席から見てきた景色。
屋根を開けたときの空気。
そして、これから息子にも運転してほしいという気持ち。
それらには、買取価格はつきません。
愛着だけで何度も高額修理を続けるのが正しいとは思いません。
けれど今回は、まだ直して乗りたいという気持ちが上回りました。
14万円は、これから乗るためのお金
修理後、エアコンから冷たい風が出ました。
当たり前だったものが戻っただけです。
それでも、少しほっとしました。
約14万円は安くありません。
以前の私なら、修理代を見てすぐに次の車を探していたかもしれません。
しかし50代になった今は、気に入ったものを直しながら長く使うことにも価値を感じます。
もちろん、次に大きな故障が起きたときは、また考えます。
いつまでも乗り続けられるとは思っていません。
それでも今回は、買い替えないことを選びました。
ロードスターのエアコン修理に、約14万円。
痛い出費でした。
けれどそれは、古い車に仕方なく払ったお金ではありません。
この車と、もう少し先まで走るために払ったお金です。
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