ボートレース蒲郡へ、池田浩二選手を応援しに行った。
1978年生まれ。
ボートレースの面白さを教えてくれたのは、間違いなく池田選手だった。
長く第一線で走り続けてきた選手だが、最近は年齢や引退を意識しているように感じる発言もある。
まだまだ走ってほしい。
若手が簡単には越えられない壁でいてほしい。
そんなことを思いながら、会場でもらったパンフレットを開いた。
そこには、赤岩善生選手のインタビューが載っていた。
1976年生まれ。
こちらも1970年代生まれだ。
印象に残ったのは、この言葉だった。
「50歳になってもグランプリって言っている訳ですし、しつこいとは思うけど、それを思い続けなければ、行ける訳がない。」
赤岩選手は、引き際についても話していた。
年齢を重ねれば、いつまで続けるのかを考えるのは自然なことだと思う。
それでも、目指す場所はまだグランプリだった。
50代になっても、頂点を口にする。
可能性が高いかどうかより、思い続けなければ届かない。
その言葉が、妙に残った。
私たち1970年代生まれは、昭和に育ち、平成で働き、令和を迎えた。
気づけば、定年や引退を意識する年齢になっている。
「もう年だから」
「今さら始めても」
そう考えることも増えた。
けれど、池田選手や赤岩選手は、まだ若手と同じ舞台で戦っている。
道を譲るだけではなく、簡単には越えさせない。
ベテランには、そんな役割もあるのだと思う。
競艇の話なのに、自分たちのことを言われているように感じた。
終わりを考えるのは、もう少し先でもいい。
しつこいくらいで、ちょうどいいのかもしれない。
1970年代生まれ。
まだまだだ。
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