ChatGPT Plusに課金している。
毎月の利用料金を見るたびに、最初は少し高いと思った。
無料版もある。
本当に必要なのだろうか。
元が取れるのだろうか。
そんなことを考えながら申し込んだ。
結論から言うと、私の場合は元が取れている。
ただし、それはAIが優秀だからではない。
私の仕事との相性が良かったからだ。
私は会社員として働いている。
会議資料を作ることもある。
企画を考えることもある。
部下への伝え方に悩むこともある。
一見すると別々の仕事に見えるが、共通していることがある。
それは「考えること」だ。
若い頃は、分からないことが問題だった。
知識が足りない。
経験が足りない。
だから本を読む。
人に聞く。
調べる。
そんな時間が必要だった。
けれど50代になると、少し状況が変わる。
知識がないわけではない。
経験も積んできた。
答えが全く見えていないわけでもない。
むしろ問題になるのは、頭の中に情報が多すぎることだ。
会議資料を作る。
論点が多い。
関係者も多い。
優先順位もある。
何を伝えるべきかは分かっている。
けれど、それをどう整理するかで悩む。
ChatGPTを使うようになって変わったのは、そこだった。
分からないことを調べるためというより、自分の考えを整理するために使うことが増えた。
会議資料の構成を考える。
企画の論点を整理する。
文章の流れを確認する。
自分では気づかなかった視点を見つける。
そんな使い方だ。
ブログを書く時も同じだ。
テーマは決まっている。
書きたいこともある。
けれど、どこから書けば伝わるのか迷うことがある。
そんな時に壁打ち相手になってくれる。
一人で考えていると何時間もかかることが、短時間で整理できることもある。
AIを使っていて感じるのは、経験の価値だ。
AIは答えの候補を出してくれる。
けれど、その答えが現実的かどうかは判断してくれない。
現場で機能するのか。
人が動くのか。
本当に実行できるのか。
そこは経験が必要になる。
だから私は、AIは経験の差をなくす道具ではないと思っている。
むしろ逆だ。
経験を持っている人ほど使い道が見つかる。
経験を持っている人ほど、出てきた答えを検証できる。
経験を持っている人ほど、AIから価値を引き出せる。
では、月額料金の元は取れるのか。
私の答えは「取れる」だ。
ただし、検索の代わりとして使うだけでは難しい。
知識を集めるだけなら無料版でも十分かもしれない。
私が価値を感じているのは、自分の頭の中を整理してくれることだ。
知識不足を補うためではなく、経験を活かすために使う。
その使い方ができるなら、十分に元は取れる。
AIは仕事を代わりにやってくれる秘書ではない。
経験を構造化してくれる相棒に近い。
少なくとも今の私にとっては、そういう存在になっている。


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