AIというと、若い世代の方が得意だと思われがちです。
スマートフォンもSNSも当たり前の世代です。
新しい技術への抵抗も少ない。
だからAIも若手がどんどん使いこなしているのだろう。
私も最初はそう思っていました。
ところが、実際は少し違いました。
気がつけば、職場で一番AIを使っているのは私だったのです。
50代の会社員です。
AIに会議資料のたたき台を作ってもらう。
企画書の構成を考えてもらう。
ブログのアイデアを整理する。
文章を推敲する。
データを分析する。
毎日のようにAIを使っています。
もちろん、若手社員の方が操作は速いかもしれません。
新しいアプリにも慣れています。
ただ、AIは操作だけでは価値を生みません。
何を聞くのか。
どんな課題を解決したいのか。
どこを確認し、どこを修正するのか。
そこには経験が必要です。
考えてみれば、私はこれまで30年近く仕事をしてきました。
会議も見てきました。
企画も作ってきました。
部下の育成もしてきました。
失敗もたくさんしてきました。
AIは、その経験を引き出してくれる道具のような気がしています。
経験があるから質問できる。
経験があるから答えの良し悪しが分かる。
経験があるから使い道を思いつく。
だから最近は、AIを見る目が少し変わりました。
若者だけのものではない。
むしろ経験を持つ人ほど力を発揮できる場面もある。
そんな気がしています。
私たち1970年代生まれは、アナログで育ちました。
黒電話の時代を知っています。
ファミコンで遊びました。
コロコロコミックやジャンプを読んでいました。
社会に出る頃にはインターネットが広がり始めます。
携帯電話が普及し、メールが当たり前になり、スマートフォンが生活を変えました。
そのたびに戸惑いながらも、何とか適応してきました。
だからAIも同じなのかもしれません。
最初は分からない。
少し怖い。
でも使ってみる。
試してみる。
失敗しながら覚える。
振り返れば、ずっとそうやって生きてきました。
50代になると、「もう新しいことは若い人に任せればいい」と思いたくなることがあります。
けれど、それは少し違うのかもしれません。
経験があるからこそ見えることがある。
経験があるからこそ使える道具がある。
AIは、その一つなのだと思います。
最近、ふと思います。
黒電話からAIまで。
ずいぶん遠くまで来たなと。
そして、まだ意外と面白い場所にいるなとも思うのです。


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