50代の家庭で、小さなネットショップを3年間続けて分かったこと

働き方・副業

3年前、家族で小さなネットショップを始めました。

実店舗を持つほどの資金も経験もありません。

それでも、会社の仕事とは別に、自分たちで商品を選び、売る経験をしてみたい。

そう考えて、BASEで店を立ち上げました。

ショップを作ること自体は、それほど難しくありませんでした。

けれど、利益が残る店になるまでには、3年かかりました。

8か月で、店を作り直した

始めた頃は、季節に合わせた商品を中心に扱っていました。

その時期には目に留まり、実際に売れる商品もあります。

しかし、季節が終われば動かなくなります。

一度買ってくれたお客さまが、もう一度店を訪れる理由も十分に作れていませんでした。

毎回、新しい商品を探し、新しいお客さまを集めなければならない。

このままでは続かないと感じました。

そこで、開店から約8か月で、それまでの店をほぼ作り直しました。

商品数を増やすのではなく、繰り返し購入してもらいやすい商品に絞る。

何でも置いてある雑貨店ではなく、何を扱う店なのかが分かる専門店に変える。

現在の店の形は、そこから始まりました。

2年目は、売上が増えても赤字だった

専門店へ変えたことで、少しずつ店の方向は見えるようになりました。

次に考えたのは、どうすればもっと多くの人に知ってもらえるかです。

そこで広告を使いました。

商品を見てもらえる機会は増え、売上も伸びました。

発送する件数が増えると、店が成長しているように感じます。

しかし、広告宣伝費まで含めて計算すると、利益は残っていませんでした。

広告に使った金額の分だけ、赤字になったのです。

売れていることと、もうかっていることは違う。

会社の数字を見てきたつもりでしたが、自分たちの商売で経験すると、その重さは違いました。

3年目に、ようやく月3万円が残った

3年目は、売上を大きくすることより、利益を残すことを意識しました。

広告費を抑える。

仕入れすぎない。

在庫を増やしすぎない。

送料や梱包費、販売手数料まで含めて、一つ売れた後にいくら残るのかを見る。

派手な成長ではありません。

それでも、少しずつ改善を続けた結果、月に約3万円の黒字が残るようになりました。

月3万円で生活が変わるわけではありません。

使った時間まで考えれば、効率のよい仕事とも言えないでしょう。

それでも、自分たちで考え、失敗し、やり方を変えた結果として残る3万円には、会社の給料とは違う重みがあります。

小さく失敗できたことに意味があった

1年目は、リピーターを生まない商品構成で失敗しました。

2年目は、広告を使いすぎました。

3年目になって、ようやく利益を意識した運営ができるようになりました。

最初から正解が分かっていたわけではありません。

むしろ、大きな資金をかけず、小さく失敗できたからこそ、店を作り直すことができました。

50代で、いきなり会社を辞めて商売を始めるのは現実的ではありません。

けれど、会社で働きながら、家庭の中に小さな商いを持つことはできます。

商品を選び、値段を決め、売れなければ理由を考える。

結果も含めて、自分たちで引き受ける。

会社の仕事とは違う学びが、そこにはありました。

会社の外に、自分たちの仕事がある

ネットショップは、簡単に稼げる仕事ではありませんでした。

店を作るのは難しくありません。

けれど、リピーターが生まれる店に変え、利益を残しながら続けるのは簡単ではありませんでした。

それでも、3年間続けてきました。

会社の外に、自分たちで育てている仕事が一つある。

まだ小さな商いです。

けれど、人生後半の働き方を考える今、その存在は以前より大きく感じられます。

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